夏休みの生活リズムの乱れ
子どもの夏休みも、やっと折り返し地点!
二学期が待ち遠しい一方で、気になるのがお子さんの「生活リズム」。 今月の「子育てお悩み相談」は、新学期に向けた生活リズムの整え方についてです。
Q
小学2年生の息子(7歳)と幼稚園児の娘(5歳)の母です。親にとって夏休みがこんなにツラいとは思っていませんでした・・・・・・。
学校、幼稚園、給食のありがたみを再認識しつつ。子どもの生活リズムの乱れに困っています。夜更かしになって、出かける日に早起きしようとしてもグズグズ(遊びに行くというのに!)。二学期が始まるまでに、いつものリズムに戻さなくては!と焦ってしまいます。
娘が小学生になったら、仕事を再開したいのですが、学校の長いお休みの事を思うとくじけそうです。
(サルビア・35歳)
A
長い夏休みが親にとってツラいというお気持ち。給食がある環境に感謝される思いや、生活リズムの乱れの新学期への影響を考えてしまうこと、母親として共感します!
しかし、せっかくの夏休み。親子で楽しく過ごしたいですよね。
夏休みは本来、子どもにとってお休み期間。「学校生活で体験できないことをする」、「好きなことに打ち込む」といった教育的な意味があります。まずは「子どもの心身に休養を与える」ことを意識してみてください。
そして、親も「夏休みにしかできないことを、思い切り楽しむぞ!」と切り替えちゃうのです。例えば、自然の中で遊んだり、図書館で1日を過ごしたりするなど非日常を楽しむ時間を意識的に作ります。
子どもの要求に1日たっぷり付き合ってしまうのです。こうした遊びの予定でメリハリを作りながら、
1日のスケジュールを、親子で決めてみてください。1日のスケジュールはグラフ化して壁に貼ります。子どもが自分で寝る時間、起きる時間も含めたスケジュールを意識できるようにするのです。
実は、子どもの夜更かしは、大人の習慣が影響していることも少なくありません。可能であれば家族全員で、早寝早起きを習慣化してくださいね。
とはいえ、普段よりも活動量が減る夏休みは、子どもにとってもいつもと同じ時間に寝るのは難しいもの。なので「夏休みだし。ま、いいか」とある程度は大らかにかまえちゃいましょう。
大切なのは親御さんが「気負い過ぎない」こと。心に余裕が生まれると、うまく乗り切れることにつながります。
夏休み後半は「食事をイベント化」する遊びもおすすめです。ホットプレートで焼きそばやお好み焼きを作って、縁日ごっこ。お庭でバーベキューもいいですね。調理の負担も軽減でき、一石二鳥です。
お母さんがお仕事を再開すれば、学童クラブの利用が可能になります。学童に通うと、長期の休みも規則正しく過ごせるでしょう。残りの夏休みを満喫して、スムーズに新学期をスタートできますように!
※この記事は、地域新聞PRiSM 2024.8.10発行号に掲載
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