保育内容について
―― 次に、 保育内容について教えて下さい。 1日のタイムテーブルを拝見すると、 設定保育よりも自由遊び の時間が長めにとられているようですが、いかがですか?
川辺先生:そうですね。 その日のメインになるような活動が設定保育の部分に入ってきます。 それ以外に、 自由遊びの中にも、 戸外遊びなどの活動が入ってきたり、行事や取り入れるものによって、前後の時間の幅 は変わってきますが、 自由遊びを長く取る中で、お友達とのやり取りや遊びの面での広がりはあるのかなと思います。
そこにプラスして、 設定保育で、子供達が今○○を楽しんでるから、”よし、今日は○○をいっぱい楽しめる ようにしよう”だとか、 今年度は、各クラスで「とことんやってみよう」 という日をつくってくださってい て、例えば、”今日は園庭とお部屋の中とごっこ遊びをする”と決め、 「自由に思いっきり楽しむ日」 「時間 とかそういうことを気にせずに楽しめる日」 を設けてくれています。
―― 素敵な取り組みですね。 4、5歳児あたりになると、「じゃあこうしよう」 とか、子供たちからの発信 もありますか?
川辺先生:そうですね。 そういうみんなの声も取り入れながら、 「今日はこれするけど、じゃあ明日は何し て遊ぶ?」とか、 「みんながとことんやってみようの日で何して遊びたい?」 という風に、各クラスでいろ んなやりとりをしてくださっていると思います。
―― 子供たちにとっては、 自分の意見が通ったり、みんなで相談して決めたりというのは嬉しいですよね。 そうすると、保育の時間はなにかを詰め込むというよりは、ゆとりをもった時間設定という感じですか?
川辺先生:そうですね。 園によっては、 毎日なにかの指導が入ったり、というところもあると思うんですけ ど、どちらかというと、 先生方が子供の様子に合わせて、 遊びを色々と考えてくださるという感じです。園 全体として、”今年はこれを頑張りましょう”というよりは、「とことんやってみよう」 の日みたいに、”いっ ぱい遊べる日を作ろうね” とか、 “先生も一緒に楽しめるように考えていこうね”という感じが多いですね。
―― どちらかというと、 ”学習” というよりは、 “子供の土台づくり”を大切にされている感じでしょうか?
川辺先生:自分ではそうかなと、 はい、 認識しています。
行事について
―― 年間行事も楽しそうなものが多いようですが、保育園ならではの行事などはありますか?
川辺先生: 運動会と発表会はやっぱり大きいイベントです。 あとは、保護者の方が参加する「親子ふれ合い 会」や「クラス会(保育参観)」は、やっぱり親子で参加する貴重な時間です。 子供の楽しんでいる姿や、 お友達と楽しんでる時間をおうちの方に見てもらえるように、 お部屋の先生方が色々考えてくれています。 あとは、上のクラスの行事になりますが、 大根ひきやさつまいも掘りがあります。
園の隣に畑があって、取 りに行くのと、”こんなできてるね”って見に行くだけの時もあったり、園の環境を活かした保育を、 先生方 が考えてくれているように思います。
―― 土日に行事がないとお聞きしました。 保護者の方の参加のしやすさについてはいかがですか?
川辺先生:そうですね、 大きな行事も、 今は平日に開催しています。 クラス会など、 保護者の方に来ていた だく行事については、夕方のお迎えの時間を利用しています。 1日お休みを取ってもらう形ではなく、 少し 早めにお迎えに来ていただいて、 30分ほど一緒に遊んで、そのままその日は降園という形にさせてもらって います。 兄弟がいる家庭は、 同じ週に何度もお休みや早退を取らなくてもいいように、日程を調整したりし て、できるだけ保護者の方に参加していただけるように、 主任の先生が考えてくださっています。
保育環境について
―― 魅力的なところがたくさんありますが、 園内で子供たちに人気の場所や設備があれば教えて下さい。
川辺先生:上のクラスだと、 2つある園庭 (芝生の園庭と砂の園庭) を、遊びに合わせて、 先生が色々考え てくださっています。 小さいクラスは芝生園庭に行くことが多いので、もし外を他のクラスが使っていても 使えないのではなくて、 分けて遊べるっていうのはすごく大きいかなと思いますね。
先ほどお話させ てもらったように、 自然のものがいっぱいあったりとか、子供たち、特に2歳児さんは、砂場が好きでよく 遊んでいますね。 小さいクラスは、廊下を散歩したり、玄関ホールも広いので、寒い日は玄関ホールでボールを出して遊んだ り、園庭を散歩して、上のクラスのお友達や兄弟にバイバイしたりとか、そういうところでも、いろんなク ラスと関わりが生まれるかなと思います。
廊下に行ったら、 道路が見えるところがあるんですけど、 そこからいろんな走ってる車を見たりとかも、みんな好きです。 今、 イルミネーションをしてくれているの で、そういうのだったり、 花壇は園長先生を中心にお手入れしてくださっているので、そういうのをみんな 見て、喜んでくれてるかなと思います。
一人一人に寄り添ってくれる、穏やかで和やかな保育園『こどもの森 阪手こども園』
社会福祉法人愛和会「こどもの森 阪手こども園 」| 支え合い成長できるほわっとあたたかい職場
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