今回は、桜井市にある長谷寺の年末年始の行事についてご紹介します。
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ライター:カッキー
奈良県桜井市にある長谷寺は、真言宗豊山派の総本山であり、西国三十三観音霊場第八番札所として知られています。686年に道明上人によって創建され、長い歴史を持つ古刹です。
長谷寺の見どころ
- 花の御寺: 四季折々の花が楽しめ、桜、牡丹、あじさい、紅葉、寒牡丹などが境内を彩ります。
- 国宝と重要文化財: 本堂・礼堂は国宝に指定されており、登廊は重要文化財です。
- 印象的な登廊: 仁王門から本堂へ続く399段の風雅な登廊が特徴的です。上・中・下の3棟からなり、天井には長谷型と呼ばれる丸い灯籠がつるされています。
- 十一面観世音菩薩像: 木造では日本最大級の十一面観世音菩薩像が安置されています。
写真は今年(2024年)の9月中旬に長谷寺に訪れた時の写真です。まだ山々が青々としています。
歴史と文化的価値
長谷寺は古くから文学作品にも登場し、『万葉集』、『源氏物語』、『枕草子』などの古典に多数描かれています。平安時代には貴族たちが仏教に救いと一族の繁栄を求めて盛んに参拝しました。
観音万燈会で新年を迎える旅へ
長谷寺では、新年を祝う特別な行事「観音万燈会(かんのんまんとうえ)」が開催されます。このイベントは、12月31日から1月3日まで行われ、毎年多くの参拝者が訪れる新年の風物詩です。
観音万燈会とは?
観音万燈会は、長谷寺の境内を無数の灯りで照らし、祈りと願いを込めて新しい年を迎える特別な行事です。灯籠の光が作り出す幻想的な風景は、心を癒やし、来年への希望を抱かせる力を持っています。特に本堂から眺める風景は圧巻で、一度は訪れたいと言われるほどの絶景です。
開催日時
- 令和6年12月31日(火)午後7時~令和7年1月1日(水・祝)午前5時
- 大晦日から元旦にかけて灯籠が点灯し続け、厳かな空間で新年を迎えることができます。
- 令和7年1月1日(水・祝)、2日(木)、3日(金)午後5時~午後8時
- 年始三日間も夜の灯籠が点灯し、美しい夜景が楽しめます。
特別法要も実施
元旦の午前0時には、長谷寺本堂で本尊の観音様への感謝と祈りを込めた特別法要が執り行われます。この瞬間に参列すれば、新年の良いスタートが切れるのでは。
体験を彩るご献燈
観音万燈会では、参拝者自身が灯籠を奉納する「ご献燈」の申し込みも可能です。一灯一灯に込められた思いが灯りとなり、境内を彩ります。献燈料は1,000円から受付けており、公式サイトまたは当日現地で申し込みできます。
長谷寺は西国三十三所巡礼の第八番札所として知られ、四季折々の美しい景観を楽しめる場所です。特に冬の観音万燈会は、日本の伝統文化と自然が融合した稀有な体験ができます。また、年末年始の忙しい時期に心を落ち着け、新しい年を迎える準備をするのにぴったりなイベントですね。
長谷寺へのアクセス
長谷寺へは近鉄大阪線「長谷寺駅」から徒歩約15分でアクセス可能です。公共交通機関を利用して訪れるのが便利で、道中も奈良の風情を楽しむことができます。
【住所】〒633-0112 奈良県桜井市初瀬731−1
【長谷寺オフィシャルHP】
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