【取材】高校生が「リアルな保育の現場」を体験!夏休み限定プログラムで、将来について考えるきっかけに

高校生が将来の進路を考える際、インターネットの情報や周囲のイメージに左右され、まだよく知らない職業を選択肢から外してしまうことがあります。
そんな中、保育の仕事の「本当の姿」を知ってもらおうと、奈良県内の7つの保育園・認定こども園で、高校生を対象とした特別な体験プログラムが夏休みに実施されました。
今回はその現場を訪れ、高校生や先生方の“生の声”を取材してきました。

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シンボルツリーのメタセコイヤの木があり、緑いっぱいの園庭とログハウス調の園舎がある《こどもの森 阪手こども園》



7月25日(金)、田原本町にある「こどもの森 阪手こども園」には、5人の高校生が保育体験に参加しました。まず初めに田中園長先生から当日の流れの説明を受け、それぞれ2歳児・3歳児のクラスに分かれて活動をスタート。自己紹介のあと、園児たちと一緒におもちゃで遊んだり、楽しい時間を過ごしました。

最初は高校生も園児たちも少し緊張気味でしたが、次第に笑顔があふれ、教室全体が和やかな雰囲気に包まれていきました。

この日はちょうど“English play”の日。ネイティブの先生と一緒に歌ったり踊ったりしながら、英語のレッスンが行われました。高校生たちも園児と一緒に体を動かしながら、笑顔でレッスンに参加していました。

あっという間の1時間でしたが、最後には「もう帰っちゃうの?」と名残惜しそうに見送る子どもたちの姿もあり、互いにとって心に残る、充実したひとときとなったようです。


参加した高校生からは、こんな声が聞かれました。
「子どもたちが楽しそうにしている姿を見て、こちらまで嬉しくなりました」
「保育士さんたちが実際に働く様子を見て、将来の自分の姿が思い浮かびました」

どの生徒も明るい表情で、自信と期待に満ちあふれていました。
また、「子どもと深く関わるのは初めてで、接し方に迷うこともありましたが、笑顔で返してくれるととても嬉しかったです」と語る高校生もおり、この体験が“憧れ”から“目指したい職業”へと気持ちが変わる、大きな一歩となったようです。


最後に田中園長先生に、今回の体験を通しての感想を伺いました。

「高校生の皆さんが保育の現場に来てくれたことで、子どもたちとふれあう中で、保育という仕事に興味を持ってもらえたことがとても嬉しかったです。最初は緊張した様子も見られましたが、次第に自然な笑顔が増えていき、その姿に私たちも元気をもらいました。こうして実際の現場を体験してもらえることは、私たちにとっても大きな刺激になりますし、本当にありがたい取り組みだと感じています。」




今回の職場体験を通して、高校生たちは保育の現場でのやりがいや子どもたちとのふれあいの大切さを肌で感じることができたのではないでしょうか。短い時間ではありましたが、現場でしか得られない学びや気づきが、今後の進路選択の一助となることを願っています。


今回取材に伺ったこども園

【こどもの森 阪手こども園】
住所:〒636-0247 奈良県磯城郡田原本町阪手931−1
電話番号:0120-733-860
オフィシャルHP:https://www.aiwakai-nara.or.jp/sakate/
Instagram:https://www.instagram.com/kodomonomori_sakatehoikuen/

愛和会Instagram:https://www.instagram.com/aiwakai.nara/



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