【田原本町】3月 高江啓史町長メッセージ

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3月1日 まちの新陳代謝

まちは、老若男女様々な人々や多くの建物などで構成され、建て替えや人の出入りなど一定の新陳代謝が進むことにより、持続的に維持・発展していくものです。例えば笠縫住宅では、昭和47年の一斉開発から53年経ていますが、若い世代への新陳代謝が一定進み、地縁的な活動も活発に行われ、地域全体として活力を維持できていると認識しております。

しかしながら、昨年国から公表された統計によれば、日本全体の空き家数は900万戸と過去最高となり、持続的な維持・発展の大きな課題となっています。

本町の空き家率は8.2%であり、全国平均(13.8%)や奈良県平均(14.6%)に比べれば、低い数値となっておりますが、このまま空き家を放置し続けると、やがては防犯や景観の観点から、周辺の皆さんの住環境を悪化させることとなります。

空き家対策を一層強化

本町においては、これまで、空き家バンクや各種補助金の交付、所有者不明空き家の取り壊しを行ってまいりました。

来年度からは、放置された空き家が周囲の住環境などに悪影響を与える状況を踏まえ、空き家調査の体制を強化するとともに、管理不全空家等に対しての固定資産税の住宅用地特例の解除など徹底した対策を進めてまいります。

また、本町全域を見渡すと、駅前再開発ビルが竣工し、今後は磯城消防署や運転免許センターの移転、3小学校の統合など大きな施設整備を予定している一方で、国の農地規制強化により農地を活用した開発が困難な状況となります。これらを踏まえ、まちの持続的な維持・発展の観点から、全体の土地利用の在り方を今一度考える年にしていきたいと考えておりますので、引き続きのお力添えをよろしくお願いいたします。


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