今回は、将来のために資産を増やす方法の”基本”をお伝えします。
まず、投資を成功させるためには長期的な視点が重要になります。投資は短期的での利益を狙うものではなく、長期的な視点で行うことが鉄則だからです。市場の短期的な変動に一喜一憂しない冷静さが大切です。
そして、分散投資も重要です。複数の資産に分散して投資することでリスクを軽減します。例えば、株式、債券、不動産、現金などに分散することや、投資先を分散することで、一つが不調でも他の資産で、損失をカバーできる可能性を作ります。
また、毎月一定額を投資する定期積立も効果的です。定期積立は価格変動の影響を受けにくくするために有効な方法です。「ドルコスト平均法」と呼ばれるこの手法は、市場が上昇しているときにも下降しているときにも、同じ金額で投資することで、平均購入単価を平準化し、価格変動のリスクを分散できます。高値で購入してしまうリスクも抑え、長期的に資産形成を目指す方におすすめです。
最後に、投資は目的を明確にしましょう。旅行資金や子供の教育資金、老後の備えなど、具体的な目標を設定します。その上で、毎月投資に回せる金額を把握して予算を確保。無理のない範囲で始めることが大切です。
花香 知寿(ファイナンシャルプランナー)
髙崎 彩(ファイナンシャルプランナー)
地域新聞PRiSM06号(2024年9月10日発行)
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Vol.1_インフレ時代だから考えたいお金の話
Vol.3_無理なく始める資産運用の第一歩
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