「TAWARAMOTO ちゅうしん ReBORN STUDIO」が描く、世界へ飛び立つ地域産業の未来
奈良県田原本町で、地域経済の新たな可能性を切り拓く官民連携プロジェクト「たわらもとReBORNプロジェクト」が本格始動しました。
町村規模では珍しい官民連携ファンドの立ち上げとともに、スタートアップと地域産業を掛け合わせ、新産業の創出を目指す取り組みです。
その中核拠点として誕生したのが、「TAWARAMOTO ちゅうしん ReBORN STUDIO」。
奈良中央信用金庫の創業の地である旧魚町本店を再生し、地域経済の未来を担うスタートアップが巣立つ拠点として整備されました。

スタートアップと地域が交わる“実証の場”
ReBORN STUDIOでは、研究者やスタートアップ計5者が採択され、
発酵食品、水素技術、バイオものづくり、医療・画像診断、観光分野など、田原本町ならではの資源と先端技術を掛け合わせた実証事業が進められます。
単なる誘致にとどまらず、産学官金のネットワーク形成や、事業の社会実装までを見据えた伴走支援が行われる点も特徴です。
高江町長が語るプロジェクトの意義
この取り組みについて、高江町長は次のようにコメントしています。
「国の戦略にも沿っている時流に乗ったプロジェクトです。
今後も世界に向けて飛び立つ取り組みを進めていきます」
国の成長戦略と歩調を合わせながら、地方から世界へ挑戦する――。
ReBORNプロジェクトは、“地方発イノベーション”のモデルケースとしても注目を集めています。

地域から世界へ。田原本町の次なる一歩
人口減少や産業構造の変化といった課題を抱える地方において、
スタートアップとの共創は、地域経済を再生する有効な手段の一つです。
田原本町が進めるReBORNプロジェクトは、
「地域に根ざしながら、世界とつながる」新しい地方創生の形を示しています。
今後、ここからどのような事業が生まれ、世界へ羽ばたいていくのか――。
その動向に、引き続き注目が集まりそうです。


