【奈良県田原本町発】
田原本町立北中学校が令和7年度「子供の読書活動優秀実践校」として、文部科学大臣表彰を受賞しました。学校図書館を活用した長年の読書推進活動が高く評価され、全国でも注目されています。
生徒の心を育む多彩な読書活動が受賞の理由
北中学校では、読書を日常に取り入れるためのさまざまな取り組みを継続的に実施。具体的には、以下のような活動が評価されました。
- 早朝読書:登校後すぐの10分間を読書タイムとし、活字への親しみを育成。図書室の利用増加や、生徒と教員の共通話題づくりにもつながっています。
- ブックトーク:町立図書館の司書と連携し、学年に応じたテーマの本を紹介。読書の幅が広がると同時に、教員の研修機会にもなっています。
- ビブリオバトル:生徒同士が好きな本を紹介し合うことで、発表力と相互理解が深まり、図書館の貸出冊数も増加しました。
図書委員会や保護者との連携も充実
図書委員会の活発な活動や、月に10回発行される「図書だより」、保護者への図書館開放案内など、地域と連携した取り組みも北中学校の強みのひとつです。また、「図書館活動ガイドブック」では、調べ学習の手順や出典の書き方など、実践的な学びを支援する内容も網羅されています。
電子書籍導入でさらに読書環境を拡充へ
田原本町では、今後も読書推進体制を強化予定。令和7年度には、小学校4~6年生を対象に4,200冊以上の電子書籍を導入し、一人1台端末を活用した読書環境を整備。時間や場所を問わず本に親しめる体制づくりを進めています。

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