2025年4月19日(土)から6月15日(日)まで、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館にて「王陵 桜井茶臼山古墳」が開催されます。全長200メートルを超える巨大前方後円墳から出土した貴重な遺物の数々を一挙公開する特別展です。
イベント概要
- 会期:2025年4月19日(土)~6月15日(日)
- 開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日:月曜日(ただし会期中の祝日は開館)
- 会場:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
- 入館料:一般 1,000円、高校・大学生 450円、小・中学生 300円
見どころ
近年、103面を超える銅鏡が確認されたことで注目を集める桜井茶臼山古墳。初期ヤマト王権の王陵の一つと考えられており、副葬品などの内容が明らかな王陵として極めて貴重な存在です。
本特別展では、桜井茶臼山古墳から出土した品々を近年の研究成果とともに展示。古墳時代前期を代表する関連資料との比較を通して、「王陵」としての桜井茶臼山古墳の実像に迫ります。
充実の関連イベント
研究講座(聴講無料・申込不要)
会場:奈良県立橿原考古学研究所 講堂(定員250名)
時間:13:00~16:30(12:00開場)
●第1回:4月27日(日)
平井洸史氏(当博物館)「王陵の副葬品」
東影 悠氏(当研究所)「初期王陵にみる墳丘上の施設と儀礼 ー 丸太垣から方形輪列へ ー」
森下章司氏(大手前大学)「ヤマト王権は銅鏡文様を区別したか ー 桜井茶臼山古墳出土鏡群が語るもの ー」
●第2回:5月11日(日)
青木 敬氏(岡山大学)「墳丘からみた巨大前方後円墳の出現と桜井茶臼山古墳」
福永伸哉氏(大阪大学)「桜井茶臼山古墳に見る倭王の系譜」
●第3回:6月1日(日)
水野敏典氏(当研究所)「桜井茶臼山古墳出土鉄器にみる王権下での特異な鉄器生産」
岡林孝作氏(当研究所)「桜井茶臼山古墳の被葬者像」
列品解説(聴講無料・入館料必要)
会場:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 特別展示室ほか
日時:5月3日(土)、5月4日(日)、6月14日(土)各日11:00~12:00
主な展示品
桜井茶臼山古墳をはじめ、纏向遺跡、ホケノ山古墳、纏向勝山古墳、箸墓古墳、黒塚古墳、椿井大塚山古墳など、古代大和の主要遺跡から出土した貴重な遺物を一堂に展示します。
アクセス
奈良県立橿原考古学研究所附属博物館(奈良県橿原市畝傍町50-2)
- 近鉄橿原線「畝傍御陵前駅」下車、西へ徒歩約5分
- 近鉄橿原線「橿原神宮前駅」下車、北へ徒歩約15分
- 駐車場あり(約40台分)
お問合わせ先
0744-24-1185 (奈良県立橿原考古学研究所附属博物館)
詳細は、公式チラシでもご確認いただけます。
古代ヤマト王権の謎に迫る貴重な機会です。歴史ファンはもちろん、奈良の古代史に興味をお持ちの方、家族でのお出かけにもおすすめの特別展です。ぜひこの機会にご来館ください。

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