推し飛鳥人総選挙と世界遺産登録への期待
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2月を迎え、一段と厳しい寒さとなりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回は、橿原市にとってまた嬉しいニュースをお伝えしたいと思います。
国営飛鳥歴史公園が企画した「推し飛鳥人総選挙」のインターネット投票結果が昨年末に発表されました。この選挙は、聖徳太子や蘇我馬子、額田王といった、飛鳥時代に活躍した総勢25人の偉人の中から、最も“推し”の飛鳥人を投票で選ぶというものです。
予想の10倍以上となる延べ26,704票の中から堂々の第1位に輝いたのは、藤原京を造営した女帝「持統天皇(3,223票)」でした。第2位には「聖徳太子(3,103票)」、第3位には「大津皇子(1,946票)」が選ばれました。
持統天皇に投票した方々からは、「働く女性の大先輩!」「天武天皇の遺志を引き継いで日本の土台を作った人。パワフルな女性としても魅力的です」「里中満智子さんの『天上の虹』の影響を受けました」といったコメントが寄せられたそうです。
持統天皇は、夫の天武天皇や孫の文武天皇とともに律令を制定し、戸籍を整備するなど、わが国の礎を築いた偉大な人物です。聖徳太子や大津皇子も、飛鳥時代の日本を語るうえで欠かせません。また、「推し飛鳥人総選挙」は、奈良県外からの投票者が9割を超えており、大勢の熱烈な「飛鳥・藤原」ファンが全国にいることを私たちに教えてくれました。この結果は、令和8年に「飛鳥・藤原の宮都」の世界文化遺産登録を目指す私たちにとって、非常に勇気づけられるものとなりました。
今秋には日本女性会議が橿原市で開催されます。今後、橿原市として、女性が力強く活躍した、ここ「飛鳥・藤原」の歴史を大切に守りつつ、その魅力を次世代に伝え、未来に継承していくための努力を続けてまいりたいと思います。
皆さま、引き続きご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。
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橿原市オフィシャルHPはこちら
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