【マネー】教育費の不安を解消する、春の家計見直し術_Vol.5

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 新学期を迎えるこの時期、子どもの進級や進学、塾の選び直しなど教育について考える機会も多いのではないでしょうか。

 日本政策金融金庫の「令和3年度、教育費負担の実態調査」によると、大学生が1人いる家庭の世帯年収に占める教育費の平均は14.9%。年収200万円以上400万円未満の家庭では、26.7%にも達しています。

 教育費の負担に備えるには、早めの準備が重要です。
学資保険や定期預金といった手堅い貯蓄方法に加え、新NISAで非課税枠を利用しながら効率的に資産を増やすことも検討したいところです。
これらを組み合わせることで、”時間”を味方につけた計画的な資産形成が可能になります。

 また、教育費を準備する上で欠かせないのが「家計の見直し」です。
スマホ料金や保険料のプランの変更といった固定費の削減は、直ぐに取り組める効果的な方法です。
さらに、日々のの変動費を見直し、無駄を減らす工夫をすることで、家計に余裕を生むことができます。小さな改善が積み重なれば、教育費を確保しつつ、家計全体を健全に保つ助けとなります。

  教育費の試算には「学費ナビ」などのサイトが便利です。
効率・私立別の費用や地域ごとの学費を調べられ、具体的な金額を把握しやすくなります。
現実の数字を知ることで、目標を立てやすくなることでしょう。
教育費の準備は、子どもの未来を守るだけでなく、家計を安定させるためにも必要な取り組みです。
この春、新学期を迎えるタイミングで家計見直しを始めてみませんか?


■花香 知寿 / ファイナンシャルプランナー
3&F FAMULY OFFICE 株式会社所属。
個人と法人のコンサルティングを行う。好きな言葉は「早寝早起き」「備えあれば憂いなし」。

■髙崎 彩 / ファイナンシャルプランナー
3&F FAMULY OFFICE 株式会社所属。
女性ファイナンシャルプランナーの視点から、個人・法人の資産運用をトータルでサポートしている。

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