
新しい年は、新たな目標に向かってスタートを切る絶好の機会です。
今回は、家計を見直して、将来に向けた貯金を始めるためのコツをお伝えします。
まず、最初に「貯金の目的」を明確にしましょう。
何のために貯金をするのかを具体的にすると、モチベーションが高まります。
目標は旅行、受託購入、子どもの教育資金など今、重要だと感じるものをリストアップしてください。
次に目標を達成するために必要な金額を設定します。
「旅行のために30万円貯める」という風に、金額を具体的に決め、計画をより現実的なものにします。
そして、その目標の期限を決めます。
「来年の夏までに30万円」といった愚案です。最後に、その金額を毎月の貯金額に分割して計算し、無理のない範囲で計画を進めていきます。
家計の管理を妻が担っているご家庭も多いことでしょう。
けれど、夫や家族に対して、目標や進捗を共有し、協力をえることも重要なポイントです。
節約につながる工夫は、家庭と目標を共有することで、日々の無駄な支出を抑える行動につながるからです。
さらに、定期的な「見直し」も習慣化してください。毎月の家計を振り返り、収支を確認します。
もし、使い過ぎている項目があれば、次の月からの改善策を考えましょう。
この時に貯金額を可視化することもおすすめです。
貯金が着実に増えている様子をグラフや表で見ると、さらにやる気が湧いてくるからです。
新年に家計目標を立てることは、より充実した未来を作るための大切な第一歩です。
無理なく、自分らしく資産を形成していくために、一歩ずつ進めていくことが大切です。
貯金はもちろん、新しい年を資産形成元年にしたい、という方もいらっしゃることでしょう。
そんなときは、セミナーに参加したり、ファイナンシャルプランナーや金融アドバイザーに相談したりしてみてください。
2024年12月10日発行 8号
■花香 知寿 / ファイナンシャルプランナー
3&F FAMULY OFFICE 株式会社所属。
個人と法人のコンサルティングを行う。好きな言葉は「早寝早起き」「備えあれば憂いなし」。
■髙崎 彩 / ファイナンシャルプランナー
3&F FAMULY OFFICE 株式会社所属。
女性ファイナンシャルプランナーの視点から、個人・法人の資産運用をトータルでサポートしている。

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