奈良県田原本町で、子どもたちの未来を見据えた新たな教育プロジェクトが始動しました。町は英語教育事業を展開するQQ Englishと包括連携協定を締結し、幼稚園から中学校までの12年間を一貫してつなぐ「グローバル教育」をスタートさせます。
2026年3月27日、包括連携協定締結式が行われました。


この取り組みについて、高江町長は「子どもたちが多様な価値観に触れ、それを認め合える人に育ってほしい」と語ります。田原本町では「自己肯定感の向上」と「多様性の尊重」を教育の柱に掲げており、今回のプロジェクトはその理念を体現するものです。
特徴は、単なる英語学習ではなく“人とつながるための英語”を重視している点です。幼稚園では遊びの中で英語に触れ、小学校では交流を通じて理解を深め、中学校では自分の考えを英語で伝える力を育てます。段階的な学びを通じて、実践的なコミュニケーション力を養います。
また、今回派遣されるフィリピン人講師2名は地域に滞在し、学校だけでなく日常生活や地域イベントにも関わります。子どもたちは外国人と直接触れ合いながら、英語を“勉強”ではなく“使うもの”として体感できる環境が整います。
株式会社QQ Englishの梶原純取締役COOは、「AIで効率よく学ぶことはできる時代ですが、本当に大切なのは人と人が触れ合い、実際に使う経験です」と話し、「子どもたちが学んだ英語を実際に使い、外国人と通じ合う成功体験を積んでほしい」と期待を寄せました。
AIが普及する今だからこそ、リアルなコミュニケーションの価値が見直されています。
今回の取り組みは、語学力の向上にとどまらず、多様な文化を理解し、自分の言葉で世界とつながる力を育む新しい教育モデルといえるのではないでしょうか。
田原本町から世界へ――。地域から始まるグローバル教育の挑戦が、いま動き出します。



